印鑑を押す前のひと時がとても大切

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先日、私はある雑貨屋さんに書類をお持ちして、印鑑をもらおうとしました。 社長さんが笑顔で歓迎してくれまして、よもやま話などにも花が咲き、それではと書類に印鑑を押してもらおうとしたところ、社長さんが代表印をおもむろにひっくり返して、印章を眺め始めました。それからくるくると印章を回転させて、そのうち、自分の目をくるくる回転させ、首を回転させ、この社長はゼンマイし掛けでもあるのか、という感じがしてしまいました。

「ど、どうかなさいましたか?」と助け舟を出しましたところ、「あれ、これどっちが上か下か、わからなくなっちゃった。じっくり印章を見るために目印をなくしているんだよ。あなた分かる?」と言って、私にその代表印を手渡してくれました。
まあ、私も印鑑には慣れていますし、そのへんてこな文字も読むことに慣れております。それで私が代表印をひっくり返して眺めて見ました。すると、どうも読みにくい。確かにきれいにかかれてはありますが、文字がぐるりと回転した輪に書かれてあって、どちらが上か下か確かに分からない。中央にかかれてある字はこれもどちらが上か下か分からない。それで私も印鑑をぐるぐる回転させて、目をぐるぐる回して、首までぐるぐると回転させて、結局、適当なところで、「これでいいんじゃないでしょうかね」とあいまいな返事をしながら印鑑をお返ししました。
せめて点を書くとかもう少し分かりやすく作ってほしかったと感じました。
とはいえ、こうして印鑑を押す前のひと時がとても大切なのだということはよく聞く話です。これも大切にしましょうね。

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