皇帝の印鑑

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昔の中国では、皇帝の印鑑があり、その印鑑をもっている人が皇帝だったようです。そういう話が三国志に出てきて、皇帝ではない人が印鑑を見つけて、だれが皇帝かなどと争ったとあります。印鑑というのは、それを持つ人が代表者であることの証ともなっているようです。それほど印鑑が権威を表すものとなっていました。そしてその印が押された文書は、皇帝の命令であり、絶対服従しなければならなかったのです。

会社の代表印もそれを持つ人は会社の代表取締役社長ということです。そして代表印のある文書はその会社の最高権威による決定であるということです。その文書を読む人は、自分の都合など一切廃して、その命令に取り組むことになります。代表印を押す会社も、安易な気持ちではできません。間違えましたでは済まされません。
欧米では印鑑の代わりにサインを使います。通常、どんな書類にも印鑑はありません。しかし、昔からそうだったわけではありません。昔の皇帝は、指輪があり、その指輪で印を押すのです。その印が押された文書は皇帝の命令であり、絶対服従でした。ともかく、印鑑と言うのは昔も今も、絶対的な権威があったわけですね。
昔、ペルシャ帝国の王が指輪で押印した文書を発行した。ところが失敗に気付いて取り消しをしようとしたが、皇帝ですらそれができなかった。やむなく、それと相反する文書を作り、押印して発行したという話があります。印鑑は取り消しできない重要文書という意識を持ちたいものですね。
もしかしたら、あなたの印鑑が後世の時代の人にとって、非常に貴重なものとなって博物館に飾られるようになるかもしれないですね。

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